整骨院と接骨院の違いとは|集客での呼び方の整理
この記事の要点
- 整骨院と接骨院は同じ施術所の呼び方の違いで法令上の区分は同じ
- 看板表記と検索される言葉にずれがあると見つけてもらいにくくなることがある
- 地図サービスの登録名と看板表示の一致確認が案内の土台になる
整骨院と接骨院は同じ施術所を指す呼び方の違い
整骨院と接骨院は、どちらも柔道整復師が施術を行う施術所を指す呼び方で、法令上の施設区分としては同じものです。呼び方が違う理由は地域や院ごとの慣習によるもので、どちらの名称を使っても施術の内容が変わるわけではありません。
この記事では、院を経営する立場から「名称の違いが集客にどう関わるか」を中心に整理します。施術の効果や保険の扱いについては触れません。制度や広告表示の決まりに関わる部分は、厚生労働省や保健所、所属団体の案内で確かめることをおすすめします。
なぜ「整骨院」と「接骨院」の両方があるのか
法令上の名称と、実際に使われている呼び名が異なる
柔道整復師が開設する施術所については、法令上の手続きで使われる名称と、看板や広告で使われる名称が必ずしも一致しないことがあります。これは開業時に院長が選んだ屋号の違いであり、どちらを選んでも施術所としての扱いが変わるものではありません。
地域によって呼ばれ方に偏りが出ることがある
同じ地域の中でも「接骨院」という呼び方が定着しているエリアと、「整骨院」という呼び方をよく見かけるエリアがあります。これは過去からの開業の経緯や、近隣の院がどちらの名称を使ってきたかによるもので、法令上の優劣はありません。
鍼灸院・整体院との違いと混同しやすい点
整骨院・接骨院は国家資格である柔道整復師が施術を行う施設です。一方で鍼灸院はあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格者が施術を行う施設であり、整体院は国家資格を必要としない施術所です。検索する側は、これらをまとめて「体の不調を診てもらえる場所」として探していることがあり、名称だけで区別がつきにくいケースがあります。資格の要不要に関わる説明は一括りにせず、厚生労働省や保健所、所属団体の案内で確かめることをおすすめします。

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検索されている言葉と、自院の看板の言葉が一致しているか確認する
自院が「接骨院」の看板を掲げていても、近隣で検索する人が「整骨院」という言葉で探しているケースはあります。逆の場合もあります。どちらの言葉で検索されているかは地域や年代によって差があるため、自院のホームページのタイトルや見出しに使っている言葉を一度見直しておくとよいでしょう。
例えば、ホームページのタイトルに「◯◯接骨院」とだけ書いていて、本文中に「整骨院」という言葉が一度も出てこない場合、検索する人が使う言葉と院の表記がかみ合わず、見つけてもらいにくくなることがあります。実際に、看板の名称だけをタイトルに使い、本文中の言葉づかいを見直していなかったために、地域で多く使われている呼び方の検索から見つかりにくくなっていたというケースがあります。
ホームページの文章内で両方の言葉を使う際の注意点
両方の言葉を使うこと自体は問題ではありませんが、使い方によっては読み手に誤解を与えることがあります。例えば「当院は整骨院であり接骨院でもあります」のような説明よりも、「◯◯整骨院(接骨院)」のように併記し、院の呼び名として自然に伝える書き方のほうが読みやすくなります。文章の中で名称の使い分けに時間をかけすぎると、本来伝えたい施術時間や来院の流れなどの案内が後回しになってしまうことがあるため、名称の説明は簡潔にまとめておくことをおすすめします。
Googleマップの登録名と看板表示のずれに注意する
Googleマップなどの地図サービスに登録する施設名は、実際の看板表示と一致させておくことが望ましいとされています。過去に「整骨院」として開業し、後から看板を「接骨院」に変更したものの、地図サービスの登録名を更新していなかったために、来院した人が「看板と地図の表示が違う」と戸惑ってしまうというケースがあります。名称を変更した際は、ホームページだけでなく地図サービスの登録情報も合わせて確認しておくとよいでしょう。地図サービスの具体的な設定手順については、各サービスの公式の案内で確かめることをおすすめします。
新しい患者に知ってもらう場面での使い方
初めて地域で検索する人は、整骨院と接骨院の違いを知らずに検索していることが多くあります。そのため、ホームページの記事やブログで「整骨院と接骨院の違い」について触れる際は、来院を検討している人が知りたいのは名称の違いよりも「自分の近くにどんな院があり、何を相談できるか」である点を意識して書くとよいでしょう。
施術の効果や症状の改善を断定するような書き方は避け、院の所在地や受付の流れ、院の雰囲気といった、確認できる情報を中心に紹介することが基本になります。広告として表示できる内容と、ホームページの記事として書ける内容には違いがあるため、表示の決まりについては厚生労働省や保健所、所属団体の案内で確かめることをおすすめします。
通い続けてもらう場面では名称より日々の対応が重要になる
一度来院した人にとっては、院の名称が整骨院か接骨院かということよりも、受付での対応や次回の案内のわかりやすさのほうが印象に残ります。名称の統一や表記の見直しは新しい患者に見つけてもらう段階で重要になる一方、すでに通っている人との関係を続けるうえでは、来院のたびの声かけや、次に来院する際の案内を丁寧に行うことのほうが効果的です。
集客の結果は地域や業種、取り組み方によって変わり、名称の表記を見直したからといって必ず来院が増えるというものではありません。名称の整理はあくまで「見つけてもらいやすくするための土台」として捉えておくとよいでしょう。
まとめ
整骨院と接骨院は同じ施術所を指す呼び方の違いであり、どちらを名乗っても施術所としての扱いは変わりません。集客の観点では、自院の看板表記と、地域で検索されている言葉にずれがないかを確認し、ホームページや地図サービスの登録名を一致させておくことが基本になります。広告表示や資格に関わる内容については、厚生労働省や所属団体の公式の案内で確かめながら、無理のない範囲で表記を整えていくことをおすすめします。
よくある質問
- Q. 整骨院と接骨院はどちらの名称を使えばよいですか
- A. どちらを使っても施術所としての扱いは同じです。地域でよく使われている呼び方や、自院の看板表記に合わせて選ぶ考え方があります。表示に関する決まりは保健所や所属団体の案内で確かめてください。
- Q. 鍼灸院や整体院との違いは何ですか
- A. 整骨院・接骨院は柔道整復師、鍼灸院はあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師という国家資格者が施術する施設です。整体院は国家資格を必要としない施術所で、扱いが異なります。詳しくは厚生労働省や保健所の案内で確かめてください。
- Q. ホームページのタイトルは整骨院と接骨院どちらにすべきですか
- A. 看板表記と一致させつつ、本文中にもう一方の言葉を自然に入れておくと、検索する人が使う言葉と内容がかみ合いやすくなります。どちらが有利と断定できるものではありません。
